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お茶とは
お茶のはじまり
お茶は中国が発祥
私たちが普段飲んでいるお茶は、今から約2000年前に、中国で生まれたと言われています。中国で生まれたお茶が、どのようにして日本に伝わり、私たちが飲む日本茶となったのでしょうか。

日本人と日本茶
薬として輸入されたお茶
私たち日本人が「日本茶」を飲むようになったのには諸説ありますが、今から約1300年前の奈良時代に身分の高い人たちやお坊さんに飲まれていたと考えられています。 このころのお茶は、中国から薬として輸入されていました。お茶は昔は薬として飲まれていたのです。今でも「お茶を一服」というのは、このためです。
日本でのお茶作り
大昔の日本では、お茶はとても貴重なもので、ごく限られた人しか飲めないものでした。 鎌倉時代に栄西(えいさい)というお坊さんが、中国からお茶の種を持ち帰ってきて日本で育てたことから、日本でもお茶が作られるようになったと言われています。 一方、日本にも以前からお茶の木が生えていたけれど、お茶の葉の利用方法を知らなかったのではないか、という説もあります。
日本茶とは
日本独特のお茶、日本茶
「日本茶」と呼ばれるのは、日本独特の作り方でお茶の葉を原料として作られたお茶です。 作り方の違いによって、同じお茶でも名前が変わります。たとえば、私たちがよく飲んでいるお茶は「煎茶」という名前です。 また、作り方が違うと、名前だけでなく、味や香り、見た目の色も変わります。
茶葉を使わないお茶?
日本茶以外にも、「お茶」と呼ばれている飲み物はたくさんあります。たとえば夏によく飲む麦茶は、大麦の種を材料に作られたお茶です。 このように、お茶の葉を使っていなくてもお茶のようにして飲む飲み物はたくさんあります。
お茶の葉と色
茶の木はツバキの仲間
茶の木はツバキの仲間で、葉の形や花がツバキによく似ており、苗を植えてから4年ほどで葉を収穫することができ、7年から10年経つと本格的においしいお茶がとれるようになります。 4~5月の収穫を一番茶と呼び、6~7月は二番茶、8月は三番茶、9月は四番茶、秋には秋冬番茶と、年間3~4回の摘み取りが行われます。特に一番茶は「新茶」とも呼ばれ、非常においしいお茶です。
同じ茶葉から生まれる様々なお茶
日本茶も紅茶や烏龍茶も、実は原料となるお茶の葉は同じ。それぞれのお茶の色が違うのは、茶葉の裏にある「酸化酵素」を働かせるか、働かせないかの違いなんです。 茶葉の中にある「カテキン」という成分を酸化させることで紅茶を赤くしたり、烏龍茶のいい香りが作られています。
(資料参考:公益社団法人日本茶業中央会企画・発行 日本茶ワークブック「お茶にしようよ」)
公益社団法人日本茶業中央会